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Last update: 2013/11/25  
    仮 想 マ シ ン で Fedora サ ー バ       ◇◇◇  お金をかけずに簡単簡潔  ◇◇◇  サーバ構築公開手順 覚書き  ◇◇◇
 
 
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    2. サーバ構築前の準備

サーバを構築するにあたってまずはじめにこのページでは、サーバ公開に必要なものや、あらかじめ準備しておく最低限のことについて書き留めてみます。

お金をかけずにサーバを構築するといっても、どうしても事前に用意しておかなければいけないものがあります。 それは、PC・インターネット常時接続環境・ドメインの3つです。


(1)PC

言うまでもありませんが、まずパソコンが必要になります。 既にパソコンを持っている場合でも、使用中のPCのスペックによっては、新しく1台、PCを調達する必要があります。

用意するPCは、デスクトップでもノートパソコンでもどちらでも大丈夫ですし、メーカーも問いません。 パソコンを自作できれば市販品より安くPCを調達できるかもしれません。 ただ、いまどきはOS付きの安いパソコンがいくらでも手に入るので、このサイトでは一般的なウィンドウズ搭載パソコン(WindowsXP以降)を使用することを前提に進めていきます。 もちろん、他のOS、MacOS(X)、Linuxなどでも同様のサーバ構築が可能です。

使用するパソコンを検討する上で大事なのは、できるだけ性能の良いプロセッサ(CPU)とできるだけ大きなメモリを載せることだと思います。 サーバへのアクセス数やサーバ上で動かすアプリケーションの内容により条件が異なってくるので、一概に最低このぐらいは必要という数値はわかりませんが、予算があるかぎりここへ資金を投資するとよいと思います。 ちなみに、このサイトのサーバ機(DELLノートパソコン)は、インテルCorei7プロセッサ(2.70GHz)と4GBのメモリを載せています。

このサイトで紹介するサーバ構築方法では仮想化技術を利用しますので、一般的に紹介されている自宅サーバの必要CPU・メモリよりは少し余裕のあるスペックが望まれます。 CPUについては仮想化技術をサポートしていること(Virtualization対応CPU)も必要になります。 メモリに関しては必要であれば増設を検討します。 ハードディスクは、とりあえず30GBほど空きがあればなんとかなりますが、ファイルサーバとして使用する場合は用途により必要容量を別途見積る必要があります。

(注)このサイト内のシステム要件に関わる情報は2011年現在のものです。 ソフト等のシステム要件は随時変わっていきますので、サーバ機を用意する際は、使用する全てのソフトウェアについて必ず最新の情報を確認してください。


(2)インターネット常時接続環境

次にインターネットへの接続環境です。 既にADSLなどブロードバンドでネットにつないでいる場合はそのままで大丈夫でしょう。 それ以外の場合は、ADSLや光回線などのブロードバンド接続を新たに契約することになります。 またプロバイダについては、固定のIPアドレスを扱っているプロバイダと契約するほうが後々都合がよいです。

インターネットに接続するにあたっては、モデム、ルータ、あるいは無線ルータなどの機器が必要になります。 インターネットの使い方やパソコンの台数、家屋の状態などによっても設定が異なってきますので、サーバを構築する前に先に検討しておく必要があります。 サーバ機をルータ代わりに使うことも可能ですが、セキュリティのことを考えれば、ルータを1台は用意するほうが無難でしょう。


(3)ドメイン

ドメインというのは、サイトのインターネット上の名前にあたるものです。 このサイトでいえば、rurihabachi.comというのがドメインになります。 サーバを公開する場合、まず先にこのドメインを取得しておきます。 ドメインは自分の好きな名前を選ぶことができますが、希望する名前が既に他の人に使用されている場合は取得できません。 つまり、早い者勝ち、ということになります。

ドメインは、ドメインの登録業者(レジストラ)から取得します。 ドメインの登録業者についてはネット上で簡単にみつけることができますし、ホームページ上で希望するドメイン名が取得できるかどうかを調べられるところもあります。 ドメインのうしろのほうについている「.com」とか「.jp」などの部分(トップレベルドメイン)も好みに応じて選ぶことができますが、条件によっては登録が制限されるものもあります。 気になるドメインがあれば是非一度、登録業者のホームページを覗いてみると楽しいです。

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以上がサーバを構築・公開するためにとりあえず最低限必要なものになりますが、以下ちょっと追加です。 バックアップ用のメディア、例えば外付けのハードディスクなどを用意したほうがよいです。 また、夏場などサーバ機が熱くなる場合は冷却するもの(エアコン、扇風機など)も必要になります。



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